Theme Expert Interview テーマエキスパートインタビュー

2020年に入ってから、急速に認知を拡大した言葉「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。今回お話を伺う小国さんは、IT業界で、エンジニアからマーケティングまで様々な立場で現場を経験してきたDXのプロです。単純な「IT化」とはまた異なるDXのリアルについてお聞きしました。

小国さんの仕事について教えてください。

「ネクストリード株式会社」の代表取締役をやっています。起業する前は、IT業界に25年間いまして、SE(システムエンジニア)から営業・マーケティングなど様々なポジションで現場に携わっていました。私は自分自身が何かを目指すというよりも、想いのある人をサポートしたいという気持ちが強いので、ネクストリード株式会社では、中小企業を中心にDXのお手伝いをしています。

DXって、具体的にどういうことを指すのですか?

DXはよく「IT化」と混同されて語られることが多いのですが、実は似て非なるものなんです。「IT化」はITの導入によって業務を効率化することが目的ですが、DXはITを手段として用い、組織やビジネスの変革をすることが目的になります。大企業の場合は資金力もありますし、サポーターも多く、その気になれば自身でDXも可能です。ですから私のクライアントには中小企業が多いですね。中小企業のDXが進めば国としても盛り上がると思っています。

小国さんの立ち位置や強みについて教えてください。

「もっと仕事をシンプルに」をキャッチフレーズに、複雑になりがちな業務を時代に即した形でシンプルにするための戦略づくりをするのが私の役割になります。IT化自体はあくまで手段に過ぎないので「とにかくITで」というようなことはしません。DXも最近よく言われますが、普段会話の中で「DX」や「テレワーク」といったワードもあまり使わないですね。中小企業には現場で一生懸命働いている人たちがたくさんいます。私自身もずっと現場を経験してきましたので、本質的な“DX”によって現場の人たちがもっと働きやすくなると嬉しいです。私自身、何かに特化したスペシャリストというより、どちらかというと Hubのような存在だと思っていますので、しっかりと目の前の課題を把握して、適切な打ち手を選択するための支援は得意だと思います。

ワクスタの会員さんに対して「こういうところで力になれる」ということは何ですか?

様々なシーンやステージでの漠然とした悩みをシンプル化することをご支援できます。よく「テレワーク導入やDXを推進するようにと会社や上司から言われてきた」という相談を受けることが多いのですが、話を聞いてみると本当の課題は、その前のところにあることが多いです。以前体験した話ですが「テレワークを導入したい」という話を深堀りしていく中で、その組織の真の課題に「コミュニケーション不足」があったことがありました。テレワーク導入の前に、その背景課題が見えたことで、優先度が変わった例です。このような業務課題の解決が私の仕事で、必ずしもDXやIT化が目的ということではありません。気軽に「壁打ち相手」として相談いただければ、漠然とした内容から本当の課題を見つけ、真のDXに繋がる活動の第一歩になれると思っています。

プロフィール

小国 幸司

働き方改革、デジタルトランスフォーメーション

ネクストリード株式会社
代表取締役

TE 小国 幸司さんの一問一答コーナー

子供の頃の夢は何ですか?
2つありました。1つがゲームの「スーパーマリオ」をやったことから、ゲームプログラマーに憧れました。もう1つは当時のニュースで「プログラマー(情報処理技術者)が将来大量に不足する」というニュースを見て、自分がそれになろうと思いました。当時はITという言葉もなかったのですが、子どもの頃の夢の延長で、この業界に入りましたね。
最近、うれしかったことは何ですか?
仕事でも、プライベートでも共通なんですが、相手に自分を思い出してもらう機会がいくつか重なったことです。「この話、小国さんに相談してみよう」という感じで。思い出してもらえるって1つのキーワードだと思います。その人が何か考えた時に、その脳内に私の存在があったということですから、ありがたいですし、嬉しいことですよね。
人生を変えた出来事を1つ教えてください。
IT業界に入った当初はSEをやっていました。当時から自分にはSEとしての才能がないと思っていたのですが、ある大企業(外資)の日本人天才技術者と一緒に仕事をする機会があったんです。ある夜に、翌朝の打合せで必要だったため、彼と書店で分厚い専門書を購入したことがありました。私はそういう本は辞書のようにわからないところがあった時に、調べるという使い方をしていたのですが、彼は1晩でその本を読破し、翌朝には完全にその本の内容を理解して打合せに望んでいました。私はもちろん、相手側も衝撃を受けたように驚いていました。実際に天才を目の当たりにしたことで、やっぱり自分は技術領域の人間ではないと思い知らされたのと、その後の「技術者」を見る目が変わった決定的な出来事でした。
100年前と100年後どちらに行きたいですか?
100年前ですね。現代はもうITが発達して便利な世の中ですが、昔はすごく不便だったと思います。ただ、その不便な時代を体験してみたいなと思いますね。一般市民として生活しながら、その時代の空気感に触れていみたいです。

小国 幸司さんから
会員の皆さんへのメッセージ

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