株式会社スマートドライブの事業について教えてください。
「株式会社スマートドライブ」は「移動の進化を後押しする」というミッションを掲げており、自動車産業だけに限らず、あらゆる人やモノの移動にフォーカスした事業を展開する会社です。車などのモビリティにセンサーを付け、そのデータを解析して活用しています。事業は2軸ありまして、1つが自分たちで集めたデータを解析・活用して、自分たちでサービス化する事業。もう1つはプラットフォームと呼んでいるところに、様々なところからデータを集められたデータを分析・解析して、顧客の新規事業の立ち上げなどをサポートする事業です。多種多様な企業と一緒にサービスをつくることも多いですね。

北川さん自身は会社でどのような動きをしているのでしょうか?
私自身は、会社内でその時一番大事な部分に注力しています。例えば、会社の拡大期には、新しい人材が非常に重要になってきますので、積極的に採用に関わっていましたし、ちょっと前だとコロナで大変だったので、できるだけコストを抑えながら、社員の給料が下がらないように、資金繰りに注力していました。最近ですと、私たちの事業のレバレッジが効くようなパートナーシップやアライアンスの開発に力を注いでいます。
事業を海外にも展開されていますが、やはり日本とは違いがありますか?
ちょうど1年ほど前にマレーシアに拠点をつくったのですが、コロナの影響で現在もプチロックダウンみたいな状況になってしまいました。大変な状況は続いていますけど、我々のテーマ(移動の進化を後押しする)は、アジアだけではなく全世界で共通の課題ですし、特に東南アジアは移動に関する課題が多いので、事業の領域を広げていきたいという想いはあります。移動に関する課題も国によってちょっと変わってきまして、日本は割と安全な移動環境ですが、東南アジアだとけっこう身の危険を感じることがあります。もしぶつかられたりしても、相手から文句言われるだけだったり、保険があるという概念でもなかったりするので、国によってニーズはちょっとずつ違いますね。

ワクスタの会員さんと協働できそうなことはありますか?
まず、私たちは自社でもビッグデータを使ったサービスを提供していますし、データのインプットから、その分析・解析、さらにそこからのサービス提供やマーケティングまで一気通貫で提供しているという点では、全てが被る競合相手はいないと思っています。ですので、どんな企業とでも一緒にサービスをつくったり、共創することが可能です。弊社には、自動車関連業界以外の経歴を持った社員もたくさんいますので、様々な業界の方とも関われると考えています。何か新規事業や新しい何かをやりたいという意思・想いのある企業や個人の方となら、いろんな角度からご相談にのれると思いますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

プロフィール
北川 烈
自動車産業、AI、クラウド、データ活用ビジネス
株式会社スマートドライブ
代表取締役