様々なジャンルの「働き方達人」の方々から生産性向上や創造性アップのための日々の工夫やノウハウをお訊きする、『働き方マイスターに訊く!』。
第2回は、小嶌 久美子さんにお話しを伺いました。小嶌さんは、ニールセン、リクルートマーケティングパートナーズを経て、現在はフリーランスの、プランナー、マーケター、ライターとして世界各国のコワーキングスペースの研究などを中心に活躍されています。
今回も、聞き手はWORKSTYLINGディレクターの川路武。京都のコワーキングスペース、MTRL KYOTO(マテリアル京都)にいる小嶌さんとオンラインでお話ししました。
【ガジェット篇】
ーおススメのガジェットやよく使うアプリなどがあったら教えてください
よく使うのが、「モザイク」というアプリです。仕事柄、撮った写真をWeb上で共有して公開することが多いのですが、その際に必要な部分に簡単にモザイクをかけることができます。高度なデザインソフトや写真レタッチソフトを使わなくても、このアプリで十分ですね。むしろ、その場でモザイクをかけてシェアできるのが魅力的です。
あと、まだ使っていないけど気になっているのは、「paymo」や「WeChat Pay」などの支払い系アプリです。仕事でよく海外に行くのですが、お金のやりとりや支払い方法などがどんどん変わっているなと実感していて、自分も使うようにしたいなと思っていますね。
―「WeChat Pay」すごく良いらしいですよ。中国はほとんど現金使わないですよね。
そうみたいですね。支払いだけではなくて、割り勘がその場で簡単に出来るのも便利みたいですよね。
―私も実際にpaymoで割り勘してみましたが、感動しますよ!最初は少し面倒ですけどね。
なるほど、そうなんですね。最初が面倒だと思うと、どうしても腰が重たくなっちゃって。いずれ普及するだろうとは思っているんですけどね。
【ToDo管理篇】
―ToDoの管理ってどうしていますか?
ぜんぶGoogleカレンダーに入れています。ToDoリストではなく、いつどれくらいの時間をかけて行うかというのを全て決めてしまって、スケジュールとしてカレンダーに入力していきます。
―買い物や誰かに電話するなど、そういった小さな予定はどうしていますか?
そういうものも全部一緒に入れてしまうんです。リマインドが来るので忘れないですし。
―予定通りに出来なかったToDoは、どのタイミングで解消していますか。
週に2日は休日として設定しているので、やり残したことがあった場合休日に入れていきます。もっとも、最初にちゃんとバッファをもうけてスケジューリングしているので、「できなかった、困った」というような状況は生まれないよう心掛けています。前職でリサーチャーをやっていて、プロジェクトマネージャーとして海外のスタッフと仕事をしていた経験があるので、バッファをとってスケジュールを組み立てる習慣は身についています。〆切などについても、言われた日程をそのまま鵜呑みにせず、なるべく慎重に設定するようにしていますね。
―それはすごいですね!
【時間の使いかた篇】
ーToDo管理以外で、時間の使いかたの工夫などがありましたら教えてください。
ひとつは、なるべく「即レス」をするということですね。ちょっとしたことでもすぐにレスポンスする。レスが早いと、急なお声がけをしていただきやすくなるんです。特にFacebookのメッセンジャーは即レスですね。
―即レスしようとすると街なかでもスマホをいじって足が止まってしまって、ともするとアポに遅れてしまう、なんてことはありませんか?私、よくやってしまうんですが…(苦笑)
なるほど…そういったケースもあるかもしれませんね。私は返信に時間がかかるものは、パソコンを開いたときに一気にガーッと返信していく、という感じにしていますね。
―そのほかにも心がけていらっしゃることはありますか?
可能な限りその場で言語化していく、というのは心がけています。私は記憶力が悪いので(笑)、会議中でもメモできるものはすべて言語化して書き留めていきます。また、何か提案や回答をする必要がある際に、キーワードだけでも言語化して書き留めておくと便利です。
それから、京都にいるときは自転車に乗るようにしていますね。東京に住んでいたころはジムに通っていたんですけれど、仕事で夜になってしまったり、そもそも行けなかったり、ということがあったので、普段から自転車で身体をうごかしている今のほうが健康的だと思います。
あと、京都で自転車に乗っていると、ちょっと進路を変えて友人のオフィスやお店に寄り道、なんてこともしやすいんです。京都での関係性を育てるのにママチャリがひと役買っていますね。
―なるほど、とても参考になりました!
[※] 土日祝日営業拠点