新時代の教育?!「教えない」子供との関わり方とは?のイベントを日比谷にて開催いたしました!「子育て」に関するイベントは今回が初めてでしたが、20名以上の方々にお越しいただき、大盛況のイベントとなりました!
子供との関わりに、答えはありません。特に、近年、子供を取り巻く環境は大きく変化し、大人も、働きながらわずかな時間で密なコミュニケーションを取るって、簡単なことじゃないですよね。今回は、 探究型通信教育タンキュークエスト を運営し、毎年1,000組以上の親子と触れ合う
森本佑紀氏にお越しいただき、「教えない」子供との関わり方について皆さんと一緒に考えてみました。
子育てという共通のテーマがあったからでしょうか、会場はスタート前からとても盛り上がっていて、企画者のビジネススタイリストが呼びかけをしてもなかなか静まらない状態から、無理矢理スタート。
イベントは、「自立って、なんだろう?」という、森本氏からの問いと共に幕開け。子育てのゴールは、「子供を自立させること」とお考えの方も多いと思います。ただ、その言葉の意味は、人によって違うのではないでしょうか。参加者の皆さんには、そんな「問い」を持ちながら、時間をお過ごしいただきました。(イベントの最後に、これに対する森本氏なりの答えが!)
森本氏が代表を務めるタンキュークエストは「知りたい!やってみたい!」を育む通信教育です。なぜ彼がこの事業をスタートしたか、ライフストーリーと共にシェアしていただきました。ずっと「勉強」というものに興味を持たなかった森本氏ですが、大学の授業で出会った教授のおかげで、人生が変わったそう。「経営に一般解はない。だから学ぶ。」彼の授業もとても面白く、界面活性剤の話を絡めて経営を教えてくれたりと、「物事はすべてつながっている」という気付きを森本さんに与えてくれたとのこと。そんな中、森本氏は、学ぶことが大好きになり、「もっと早く知りたかった」と思うようになったそう。これがきっかけで、探求心を育てる教育事業をスタートすることを決心したそうです。自分の心が願ったことをモチベーションにこの事業を作られているからこそ、森本氏の言葉には、重みも説得力もあったように感じます。今回、新規事業担当の方も何名か参加してくださっていましたが、「事業を作るための種は自分の心の中にある」、そんなことも伝えていただいた気がします。
後半は、ディスカッションなども交えつつ、本題の「子供との関わり方」について、森本氏から、アイスホッケーの例えを用いて提案していただきました。パック(サッカーで言う、ボール)は、時代。すなわち、変わりゆくもの。そして、子供がプレイヤー。VUCAの時代と呼ばれる今、子供たちは、常にパックの位置を予想してプレーし続けなければいけない。パックを追いかけることで精一杯になってしまうことだってあります。そんな中、周りの大人ができることは、チームメイトとして、一緒に「プレイ」する。その中で、子供を観察する。それだけなのではないでしょうか。何も教えてなくていい。というか、時代は変わるので、教えられる確かなことなんて何もない。ただ、一緒に遊んで、観察して、その子の強み・好奇心を見つける。大人にできることは、それだけなのではないか?そしてこれは、必ずしも両親だけがやることでもなく、むしろ、親戚、近所の方…多くの大人が関わることで、出会う世界の幅は広がり、子供の強みや好奇心も見つけやすくなる。これが、毎年1,000組の親子と触れ合う森本氏からの提案でした。
最後に、「自立とは?」という問いについて。森本氏なりの解は、「頼れるべきときに、人に頼れること」。子供が多くの大人と関わることで、何かやりたいと思ったとき、困ったときに、頼れる人が増える。もちろん、これだけが正解ではないと思います。でも、参加者の方々は、何か気付きを持ち帰ってくださったようでした。和気あいあいなムードもありつつ、真剣にこのテーマに取り込んでいただいている姿が、とても印象的でした。
「子育て」という正解のない、でもとても大事なテーマについて学びを深めるイベントは、ワクスタでもまたやりたいと思いました。森本氏、参加者の皆様、本当にありがとうございました!
[※] 土日祝日営業拠点