ワークスタイリングができるまで:日建設計 梅中美緒様 編

ワークスタイリングの「出来るまで」を様々な角度からご紹介していくシリーズ企画、前回に引き続き、霞が関拠点の会議室改修をテーマにお送りいたします。今回お話を伺ったのは、ワークスタイリングの空間ディレクターである、日建設計の梅中美緒さんです。

―いま私たちが取り組んでいる「アジャイル・プロジェクト」とは、ご利用者様の声や利用方法を基に、細やかに素早く空間やサービスを改善していく、というものですが、こうした発想はオープン当初からあったのでしょうか?
はい。今まで全く無かった空間・サービスの開発ですので、ご利用者様の使い方を確認しながら常に改善していかなければならない、という意識は当初から強く持っていました。そしてオープン後、わたし自身もワークスタイリングで仕事をしながら見えてきたのは、こちらの想定以上にご利用者様は、ご自分の利用目的ごとに拠点を選んで使っている、ということでした。逆に言えば、拠点ごとに特徴的な使われ方があるわけです。だとすると、「多様性を持った空間」を1パターン創って、同じものをいろいろなところに創るだけでは不十分で、拠点ごとにそのポテンシャルを活かして個性付けしていく必要があります。まず気付いたのは、そうしたことでした。

―その大きな気づきから霞が関拠点の会議室改修に至る流れを教えてください。
具体的に判明したのは、オープンスペースと個室、会議室のご利用頻度のバランスが、拠点によっては開発時に想定していたものとは大きく違うということでした。昨年の秋くらいには当初想定との乖離が見えてきました。そこで、3つの試みを始めようと。1つは、いくつかの拠点の会議室を書斎的な個室に改修すること、次に、渋谷のオープンスペースをイベント活用してみること。そして会議室のニーズが高い霞が関拠点の会議室をより高質化することです。

―なるほど。では今回の霞が関会議室リニューアルのポイントについてご説明をお願いします。
実は霞が関はもっとも早くに創られた拠点ですので、いわば「初期型」のワークスタイリングなんです。会議室もオーソドックスな仕様のものを10室ご用意していました。でも、一口に会議と言ってもその目的は色々です。リラックスしてアイデアを出すための会議もありますし、経営資料などを緻密にまとめるための会議もあります。そこで、今の八重洲拠点を創った際に開発したマトリクスを当てはめてみることにしました。「フォーマル―インフォーマル」という縦軸、そして「発散―集中」という横軸です。そして、「フォーマル×集中」に集中していた会議室を、各象限に散らばせよう、というかたちで発想していきました。部屋の位置、広さ、家具。眺望など各会議室の元々の特長を活かしながら伸ばす方向で具体的なアイデアをまとめました。

―新しくなった霞が関拠点の会議室、どのように使っていただきたいですか?
今回、とても個性的でそれぞれにユニークな会議室を創ることが出来たと思っています!一般的な会議室とは一味違う体験をしていただけると思いますので、どのようなカタチでも、まずは一度お使いいただければ嬉しいです。しばらくすると、私たちの想像とはまったく違うご利用方法が見えてきたり、思わぬところからのご意見をいただくことになると思います。私たちは、そこからまた「アジャイル」していきたいと思っているのです。ご利用者様がご自身のニーズでお使いいただければ、それがそのまま私たちへの「アンケート」や「要望書」になっている、という言い方もできるかもしれません。みなさまのご利用をお待ちしています!

 

※ワークスタイリング・アジャイル・プロジェクトについて詳しくはこちらをご参照ください。https://mf.workstyling.jp/topics/agile/

※霞が関会議室の改修について詳しくはこちらをご参照ください。
https://mf.workstyling.jp/topics/mtgroom/

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