FLEX 法人向けサービスオフィス
近年、オフィスを借りる際には賃貸オフィスのほかにも、レンタルオフィスやコワーキングスペース、バーチャルオフィスなどさまざまな選択ができるようになりました。 なかでも一般的な選択肢がレンタルオフィスと賃貸オフィスです。
ここでは、これからオフィスを借りる方に向けてレンタルオフィスと賃貸オフィスそれぞれの違いや賃料をはじめとする費用、メリットを徹底的に比較していきます。レンタルオフィスと賃貸オフィスの特徴を知って、目的に合った形態のオフィスを選定しましょう。
レンタルオフィスと賃貸オフィスには、それぞれ特徴があります。オフィスを選定する際は、それぞれの違いを理解しておくことが重要です。まずは契約形態や費用などのおおまかな特徴や違いを見ていきましょう。
まずは契約形態の違いについてです。
レンタルオフィスの場合は、「サービス利用契約」や「施設利用契約」を締結します。また、短期利用が可能な点がレンタルオフィスの契約の特徴として挙げられます。
一方、賃貸オフィスの場合は「賃貸借契約」を締結します。契約期間に法律上の上限はありませんが、一般的な契約期間は2年です。賃貸オフィスの賃貸借契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」があり、定期借家契約ならば1年未満の契約を結ぶこともできます。しかし、定期借家契約の場合は期間満了後の契約更新ができません。引き続きその物件を利用したい場合は再契約が必要となります。
費用面でもレンタルオフィスと賃貸オフィスで違いがあります。この項目では次の3つの費用について、両者の違いを解説します。
上記のように、オフィスにかかる費用は月額の賃料だけではありません。単純に月額費用のみを比較すると、レンタルオフィスよりも賃貸オフィスのほうが低コストになるケースもあります。
しかし初期費用や退去時の原状回復費用を考慮すると、一概に「月額賃料が安ければよい」とはいえません。なお、料金や費用の違いについてはこちらの記事でも解説しています。併せてご覧ください。
「レンタルオフィスの料金は?比較時に注目すべきポイント」を読む ▶︎
まず、入居時に発生する初期費用から見ていきましょう。賃貸オフィスの契約時には、賃料や共益費や管理費などの基本コストに加え、敷金、礼金、仲介手数料が必要です。ほかにも、電気や水道やWi-Fiなどのインフラ設備費、デスクや椅子やOA機器などの家具・設備費、内装工事費が発生します。
一方、レンタルオフィスの場合は、発生する費用をよりシンプルにまとめられることが特徴です。例えば「ワークスタイリングFLEX」の場合、基本の席料に加えて保証金(契約1ヵ月分)だけで利用を開始できます。賃貸オフィスのように内装工事費などを必要とせず、インフラにかかる費用も利用料に含まれるため、初期費用を抑えてオフィスを利用できます。
賃貸オフィスとレンタルオフィスは、月額で発生するランニングコストにも違いがあります。賃貸オフィスの場合は、月額の賃料のほかに光熱費や共益費などの各種費用が別途発生します。
一方、レンタルオフィスの場合は、固定の月額費用のほかにOA機器や会議室の利用状況に応じたオプション費が追加される場合もあります。ワークスタイリングFLEXの場合は、会議室やOA機器の利用などがオールインクルーシブになっており、月額費用の中に含まれており、ランニングコストの管理が容易です。
退去時の費用もレンタルオフィスと賃貸オフィスで違いが見られます。賃貸オフィスの場合は、退去の際にインターネットのネットワーク回線など配線類の撤去や壁紙・床材の貼り替え、破損があった場合の修復などの原状回復費が発生します。
一方、レンタルオフィスの場合は、大きな汚損や破損がなければ施設のクリーニング費用のみ発生するケースがほとんどです。レンタルオフィスは賃貸オフィスに比べ、退去時の原状回復費用が抑えられる傾向にあります。
賃貸オフィスとレンタルオフィスを比べた場合、物件選びの自由度は賃貸オフィスのほうが高いといえるでしょう。
しかし、都内や駅の近くなどビジネス利便性の高いエリアにオフィスを借りる場合、家賃が高額になりがちです。また、そもそも利便性の高いエリアは人気が高く、空き物件が見つからない場合もあります。
その点、ビジネス利用に適したレンタルオフィスであれば、コストを抑えながら利便性の高いエリアにオフィスを構えることができます。
「ワークスタイリングFLEX」であれば、東京ミッドタウン八重洲や日本橋三井タワー、東京ミッドタウン(六本木)東京ミッドタウン日比谷、霞が関ビルディングなどを筆頭に好立地でハイグレードなオフィスビルに入居可能です。
さらに、全国に約150拠点あるワークスタイリングSHAREやワークスタイリングSOLOも利用できるため、テレワークや外出先での作業など、フレキシブルな働き方にも対応可能です。
賃貸オフィスとレンタルオフィスとでは、利用開始までの期間にも違いがあります。 賃貸オフィスの場合は、一般的に新規申し込みから契約締結までに一ヵ月以上の時間がかかります。さらに内装や外装の工事の工程が加わると、利用開始までの期間がそのぶん長くなってしまいます。
一方レンタルオフィスの場合は、最初からビジネスに必要な設備が揃っており、内装や外装の工事も不要です。そのため、賃貸オフィスに比べて新規申し込みから利用開始までに時間がかかりません。ワークスタイリングFLEXの場合は、最短2週間程度で利用開始できます。
では次に、レンタルオフィスの特徴を、メリットや注意点をまとめて紹介します。オフィス選びの際は、レンタルオフィスの特徴を理解して自社のニーズに合っているか検討しましょう。
はじめにレンタルオフィスのメリットを紹介します。レンタルオフィスのメリットとして、次の5つが挙げられます。
ぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
前項目で述べたとおり、レンタルオフィスは賃貸オフィスに比べ、契約から利用開始までの期間が短い傾向にあります。急な事業拡大やオフィス移転などで一刻も早くオフィスを新設・移転する必要がある場合、レンタルオフィスを選ぶ意義は大いにあるでしょう。
また、契約期間もフレキシブルに対応できる点もメリットです。最短で1か月から契約期間を設けることができる場合もあり、特定のプロジェクト期間のみやオフィスの改築工事期間中の仮オフィスとしての利用にも便利です。
インフラ設備費や内装工事費、敷金や礼金などイニシャルコストを抑えられるのもレンタルオフィスの大きなメリットです。イニシャルコストとして発生する費用は多岐にわたり、それぞれが高額です。開業して間もないなど、オフィス契約のコストをできるだけ抑えたい場合は、イニシャルコストが抑えられるレンタルオフィスが適しています。
レンタルオフィスはすでにあるオフィススペースを会員に提供します。よってオフィス家具や什器がすべて揃っている状態でオフィスが開設でき、一からオフィス家具を購入する必要がありません。
また、レンタルオフィスはオープンスペースや占有個室、会議室などが設けられています。オフィスとして機能的にレイアウトされており、使い勝手が良い点も魅力です。
都心のハイグレードビルにオフィスを構えられることもレンタルオフィスのメリットです。レンタルオフィスの場合、ハイグレードビルや立地の良い場所に住所登記が可能です。一等地にオフィスを構えていると、企業としての信用構築にも役立つでしょう。
レンタルオフィスの場合、他社の利用者と接点があることも特徴です。そのため、共有スペースや喫煙所での歓談などを通して、通常なら知り合うことのない異業種のワーカーとの接点を作ることができます。
また、レンタルオフィスによってはサービスとして交流イベントが催されることもあります。新たなビジネスチャンスをつかむにあたり、「企業間・ビジネスワーカー間の交流」を目的にレンタルオフィスを選択するのも有効かもしれません。
ワークスタイリングでは、会員同士の交流やイベントが盛んにおこなわれており、そこから協業するなどビジネスマッチングができる点も魅力です。
ワークスタイリングコミュニティはこちら ▶︎
レンタルオフィスの注意点として、セキュリティ対策が挙げられます。レンタルオフィスは、自社の関係者以外も利用するオフィスです。そのため、セキュリティ対策は非常に重要になります。電話ブースや個室、セキュリティカメラやサウンドマスキングなど、レンタルオフィス側でもセキュリティ設備が充実していると安心です。ただし、セキュリティ意識はレンタルオフィスに限った話ではありません。賃貸オフィスの場合も同様の意識が必要となります。
また、レンタルオフィス検討の際は料金プランに注意しましょう。利用サービスによって費用が異なるほか、含まれるサービス内容もプランによって変わってきます。具体的にはオープンスペース利用か個室利用なのかや、コピー機や会議室利用がオプションかどうかはよく確認しておきましょう。利用したいサービスが自社のニーズに合っているか、予算の範囲内かどうかをよく検討して契約しましょう。
レンタルオフィスは契約期間がフレキシブルで、入居時の手間やコストが抑えられ、ビジネス状の付加価値もあることが特徴です。レンタルオフィスの特徴をふまえると、レンタルオフィスが向いているケースは次のようなケースです。
上記のようなケースの場合、レンタルオフィスをおすすめします。
では、賃貸オフィスの特徴をメリットや注意点などに触れて紹介します。レンタルオフィス同様、特徴をしっかり把握しておきましょう。
賃貸オフィスの最大の特徴は、自社の業務や用途に合わせてカスタマイズできる点です。具体的には、下記2点がメリットと言えます。
では、それぞれを詳しく解説していきます。
賃貸オフィスはレンタルオフィスに比べると物件数が多く、その分だけ選択肢が広がります。賃貸オフィスは自社の提供するサービスや事業規模を考慮し、最もフィットした立地を選べる点がメリットです。
賃貸オフィスの場合は、一から内装をデザインできます。企業のブランドイメージに合った内装やデザイン性の高い内装に変更することも可能です。ブランドイメージやデザインを重視したオフィスにしたい場合は、賃貸オフィスがおすすめです。
賃貸オフィスを選択する際に注意しておくべきことは「契約」です。基本的に賃貸オフィスでは契約審査が発生するので、創業間もない企業の場合は保証会社の利用が求められることがあります。また、契約締結からオフィス利用開始までのタイムラグもあります。
また、内装の工事費用や設備の準備金、敷金や礼金、保証会社へ支払う保証料など、まとまった額の初期費用を確保しなければなりません。それ以外にも、ランニングコストとして家賃と別に電気代などの光熱費も発生します。賃貸オフィスを選ぶ際には、初期費用とランニングコストがそれぞれいくらくらいかかるか、しっかり計算しておくことが重要です。
賃貸オフィスは物件の選択肢が広いこと、内装のカスタマイズの自由度が高いことが特徴です。賃貸オフィスが向いているケースは、次のようなケースです。
上記のようなケースは賃貸オフィスがおすすめです。
レンタルオフィスでも賃貸オフィスでも、オフィスを選ぶ際にはいくつかのチェックポイントがあります。オフィス選びの際に注目したい点は次の3つです。
では、それぞれのポイントを解説していきます。
オフィスを選ぶ際、立地が重要になります。駅やバスなどの公共交通機関が近いといった通勤のしやすさはもちろん、オフィスが入居しているビルの立地は、そのまま自社の信頼性にもつながる大切なポイントです。
また、オフィス周辺に銀行や郵便局があるかなど、ビジネス面での利便性も仕事の効率に直結します。主要な取引先との距離感も含めて、「繰り返し足を運ぶ場所」としてオフィスの選定をしましょう。
オフィスの立地に加えて、入居するビルの質やグレードの高さもビジネスに影響を及ぼします。好立地かつクオリティの高いオフィスの存在は、会社に一定のステータスを与えてくれます。取引先に好印象と信頼性を感じてもらいたい場合、入居するビルのグレードも重視しましょう。
レンタルオフィスにはいくつかの付帯サービスが存在する場合があります。
代表的なものとしては、清掃やコンシェルジュサービス、備品の貸し出しなどがあります。他にも、複合機などのOA機器が使用できたり、コーヒーやお菓子などが提供されるレンタルオフィスもあります。
また、他の利用者との交流イベントを開催している場合があるため、レンタルオフィスを利用する際にはこれらの付帯サービスも意識しておきましょう。
ここまでご紹介してきたように、賃貸オフィスとレンタルオフィスにはそれぞれ異なる特徴とメリットがあります。それぞれの特徴をふまえて自社のニーズを整理し、最適な選択をしていきしょう。
ワークスタイリングFLEXは、利便性が高いエリアに初期費用を抑えてオフィスを構えることが可能です。東京駅直結や日本橋、大手町など都内の利便性が高いエリアにレンタルオフィスを展開しています。さらに、上質な空間にラウンジや会議室などの設備を備えているため、快適に働けるだけでなく取引先に好印象を与えることもできます。
レンタルオフィスの契約をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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