小規模オフィスレイアウトのおすすめ5選!特徴やポイントも紹介

小規模オフィスのレイアウトのポイントを徹底解説!小規模オフィスはレイアウトの自由度が高く、導入コストも抑えやすいところが特徴です。具体的なアイデアやよくある事例を知りたい方のために、おすすめのレイアウトもピックアップして紹介します。

小規模オフィスのオフィスレイアウトは少ない空間をどう活用するのか、の考え方が重要。圧迫感はあっても作業スペース重視か、コミュニケーションを活性化する風通しの良い開放された雰囲気優先のフロアづくりか。テーブルやチェア、ソファの配置、家具をナチュラルな木目調にするか、白、黒などモノトーン、もしくはカラフルなテイストにするか、材質は木製かスチールかガラスか、など実際にオフィスを使用する社内やチームメンバーの目線で気持ちよい空間デザインにこだわると良い

小規模オフィスのレイアウトの特徴

ホワイトやブラックを基調に、アクセントでナチュラルな要素を入れることで洗練されつつリラックスした雰囲気を演出することも。坪数が少なくても、オフィス家具の配置次第で気持ちよい空間作りが可能。オフィスレイアウトのアイデアに困ったら、2025年版のカタログやオフィス家具のショールームで人気の家具やレイアウトを調査するのもおすすめ。限られた空間を有効活用して、最低限のコストで社員の満足度を高める工夫が見つかるかも。社員が日々顔を合わせるオフィスだからこそ、心地よいかつ生産性が上がる空間を目指しましょう

まずは、小規模オフィスのレイアウトの特徴から見てみましょう。

・レイアウトを自由にカスタマイズできる
・レイアウトを統一しやすい
・コストを抑えやすい
・オフィスレイアウトの注意点

それぞれについて解説していきます。

1.1 レイアウトを自由にカスタマイズできる

小規模オフィスでは一般的な規模の会社よりもオフィスのスペースが小さく、自由なオフィスレイアウトにカスタマイズしやすいのが特徴です。

例えば、集中力が必要な作業スペースと、居心地よくコミュニケーションが取れるオープンスペースを分けるなど、用途に応じた動線や配置を工夫してオフィス空間を設計できます。また、思うようなテイストにならなかった場合も簡単にレイアウトの変更や改善ができるため、思い切ったレイアウトに挑戦しやすい施工負荷の軽さも小規模オフィスならではの魅力です。

1.2 レイアウトを統一しやすい

オフィスレイアウトを統一しやすいことも小規模オフィスの特徴の1つ。人数が少ないため、オフィスデザイン・レイアウトの統一が図りやすくなります。

また、オフィス全体の空間デザインを統一しやすいので、会社のイメージや理念を体現したデザインコンセプトを取り入れたり、空間にコーポレートカラーを取り入れたり、デザイン性にこだわることでブランディングの観点からも一体感を持たせられるメリットがあるでしょう。

例えば、エントランスから木目調とホワイトでナチュラルなカラーに仕上げてリラックスしやすい雰囲気にしたり、木目と黒を基調にしつつ照明を工夫しておしゃれに洗練された雰囲気を出したりと、会社のイメージに合わせたレイアウトづくりができます。

1.3 コストを抑えやすい

小規模オフィスでは、コストを抑えやすいのも特徴です。オフィススペースが狭く、必要なオフィス家具やOA機器、備品などが少なくすみ、結果的に初期費用を低く抑えられます。

将来的に人員が増えて部屋が狭くなってきた際には、ワークスペースの確保が課題となりますが、少人数の間はシェアオフィスやレンタルオフィスといった選択肢を取ることも可能です。

1か月1席から契約でき、席数の変更も可能なレンタルオフィス「ワークスタイリングBプラン(FLEX)」のお問い合わせは下記ページをご確認ください。

1.4 オフィスレイアウトの注意点

上記のように、内装デザインやコストの点で多くのメリットがある小規模オフィスですが、床面積が狭いからこそ注意が必要なこともあります。
オフィス家具やデスク、チェアにこだわることが容易だからこそ、デスクレイアウトや備品配置を工夫しないと室内が窮屈な空間となってしまいます。
圧迫感のあるオフィスでは、肉体的にも精神的にもストレスがかかり、せっかくの機能性が損なわれ、社員のモチベーションを低下させてしまうリスクもあります。

オフィス空間を作るからには洗練された内装で、ワークスペース、ミーティングスペース、応接・来客スペース、リフレッシュスペース、フリースペースなど整えたい環境はいくらでもあると思います。

しかし最初からその全てをつくることは現実的ではありません。今、会社に必要なオフィス機能は何か?と優先度を見極めることが必要です。

小規模オフィスのレイアウトのポイント

社員の生産性を上げるために、効率よく仕事ができる機能性(OA機器、複合機などのオフィス備品)と長時間いてもストレスがなく仕事が進む快適性(清潔感や開放感、リフレッシュできる空間など)は非常に重要。オフィスが窮屈な空間ではなく、集中して気持ちよく仕事ができる空間だと社員が認識するだけで、出社意欲が高まるだけでなく、快適な空間を提供する会社に対しての印象もよくなる。整った統一感と清潔感のあるオフィスレイアウトは、社外からお客様が来た際の印象もよくなるメリットも

続いて、小規模オフィスのレイアウトのポイントを解説します。

・限られたスペースを有効活用する
・一人ひとりの仕事内容やスタイルに合わせたレイアウトにする
・ミーティングスペースを確保する

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

2.1 限られたスペースを有効活用する

小規模オフィスではコストを抑えられる反面、限られたスペースを有効活用する必要があります。まずは業務内容や人数から最低限必要なスペースを算出し、執務室、会議室、休憩スペースなど最低限必要な空間を確保できるか検討しましょう。

作業に集中しやすい環境を整えつつ、無理のない動線を確保することがポイント作業に集中しやすい環境を整えつつ、無理のない動線を確保することがポイントです。直近で社員数が増える予定がある場合は、余裕を持った面積の物件を選ぶことをおすすめします。

2.2 一人ひとりの仕事内容やスタイルに合わせたレイアウトにする

オフィスレイアウトは、社員一人ひとりの生産性に大きく影響します。特に少人数の場合は、社員の意向をヒアリングしてワークスペースに反映させるようにしましょう。

業務内容や作業スタイル、コミュニケーションの取り方などをヒアリングし、社員がそれぞれストレスなく働ける環境の実現が重要です。トップダウンで設計したオフィスレイアウトではなく、現場社員の意見を反映させることがオフィス空間の設計・改善には大切です。

2.3 ミーティングスペースを確保する

小規模オフィスでは、社員同士のコミュニケーションが活発になりやすいのも特徴の1つ。

そのため、落ち着いて会議やミーティングができるスペースを別に確保しましょう。開放的でコミュニケーションが活発な空間ではあるものの、周囲の声が入ってしまい会議や商談ができない、となっては業務に支障が出てしまいます。
完全個室の会議室を設けるほか、オープンスペースの一角に個別のブースを設けるなど、さまざまな方法があります。会社の雰囲気や業務内容に応じて、適切なスペースを設置しましょう。

小規模オフィスレイアウトのおすすめ5選

オフィスレイアウトを工夫することで社員同士の活発なコミュニケーションを促進できる。一方で、集中して作業したいメンバーもいる。活発にコミュニケーションをする開放的なスペース、集中して作業するスペース、静かにミーティングや商談をする会議室スペースなど、全てを実現することは難しいが、優先順位をつけて選択を行うことが重要。オフィスのリニューアルを行う際も、業務内容を踏まえて何を優先すべきか、よく考えてレイアウトを構築しよう

どのようなレイアウトにすべきか悩んでいる方に向けて、少人数向けのレイアウトの具体例をピックアップして紹介します。

・島・アイランド型
・ブース型
・背面型
・フリーアドレス型
・シェアオフィス型

それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説するので、参考にしてみてください。

3.1 島型・アイランド型

島型対向レイアウトはチームとしての一体感を生みやすいデスクレイアウト。机を向かい合わせることでお互いの様子が一目でわかり、同じ島でメンバー同士の会話もできることから、効率性を高めて連携しながら仕事を進めやすい環境。人事・経理・総務などバックオフィス業務の事務所やオフィスフロアで見ることの多いレイアウトパターン

島型・アイランド型は、島型対向レイアウトとも呼ばれ、机を島のように配置します。机に向かって対面する形になるため、社員同士でコミュニケーションを取りやすいことがメリット。一方でPC作業中心となるデスクワークでは、周囲の動きが見えることで集中力が低下する可能性もあります。

3.2 ブース型

ブース型のデスクは、独立したワークスペースで集中しての作業、会議や商談など、周りを気にせず仕事が可能。オフィス空間に一部こうしたスペースを設けることで、会話が弾む開放的な空間と、集中できる囲われた空間とがゾーニングされ、多目的に快適なオフィスへ。パーテーションや間仕切りで業務エリアを区切るのもおすすめ

ブース型は、パーテーションで区切られた個別の作業ブースを設けるレイアウトスタイルです。集中力が必要となる業務に向いています。

一方で、コミュニケーションが取りにくい、閉塞感があるといったデメリットもあるので注意しましょう。一部の席を仕切るなどでブース型にしたり、ゾーニングすることでミーティングスペースとして数席設けたりと、部分的に取り入れるのもおすすめです。

3.3 背面型

島型対向レイアウトとは逆に、席が背中合わせになるレイアウト。お互いの目線を気にせず集中できる環境と、声のかけやすさが両立されたレイアウトパターン。高さのある外部ディスプレイやPCを壁側にすることでコンパクトに収め、室内の圧迫感を抑える効果も見込める

背面型はデスク同士を背中合わせに配置したレイアウトです。社員は背を向け合って業務するため、座席を並べる配置ではありますが、お互いの視線を気にせず一人ひとりが自分の業務に集中しやすい点が魅力。

コミュニケーションが取りにくいと思えますが、ブース型のようにパーテーションなどの仕切りはないため、後ろを振り返ればすぐに話しかけられます。

3.4 フリーアドレス型

フロアのどこの席を使っても良いのがフリーアドレス型レイアウトの魅力。好みの席で仕事をすることで、生産性の向上も期待できます。風通しの良さ、開放感のある職場環境を演出したい場合にオススメ。優秀な人材を確保できる確率も高まる

フリーアドレス型とは、固定の席が決められておらず、その日の気分や業務内容に合わせて出社順に席を選べるスタイルのレイアウトです。書類や荷物はロッカーや共有キャビネットに入れて、ノートPCや無線LANなどを活用して仕事を進めます。

リモートワークを導入していて、毎日の出社人数が決まっていない会社は、フリーアドレスにすることで全員分の席数を用意しなくてよいため、賃料や座席数の費用が抑えられます。

フリーアドレスについては以下の記事でも紹介しています。併せてご覧ください。
【2025年】フリーアドレスは失敗する? 原因と課題、本当に快適な働き方とは

3.5 シェアオフィス型

シェアオフィス型は洗練されたおしゃれな空間や、温かみ、居心地の良さだけでなく、複合機を始めとする充実したオフィス備品が利用できるなど、機能性の面でも利用メリットが多くある。注意点としては、社外の利用者もいるため、セキュリティ対策が重要。好立地な環境で働けるため、一人社長や従業員数が少ないうちはシェアオフィスを選択する会社も多い

シェアオフィス型とは、異なる会社やフリーランスの人々が、同じ執務スペースを共有して利用するタイプのオフィスレイアウトです。コワーキングスペースなどをイメージするとわかりやすいでしょう。

シェアオフィス型のメリットは、賃料や家具、備品などのコストを大幅に抑えられる点。初期費用も最小限におさえられるほか、従業員が増えた場合にはオフィス移転も容易です。また、立地の良い場所でオフィスを構えられるため、出社しやすさやお客様先への交通アクセスのよさ、などのメリットも得られます。

一方で、他社と共有するためプライバシーやセキュリティ面に気を付けなければならない点は注意が必要です。また会社によってはオープンスペースだけでなく、自社の社員のみで集まれる専有スペースや会議室を別途用意しなければならない場合もあるので、確認するようにしましょう。

3.6 オフィスレイアウトまとめ

オフィスレイアウトはその目的や用途によって自由度高く検討、選択することが可能です。もしアイデアが浮かばない場合は、ショールームへ行ってレイアウトパターンを見学したり、カタログから人気のデザインやレイアウトを調査したりしても良いかもしれません。
どのようなオフィスレイアウトが自社にマッチするのか、機能性と居心地を両立できるよう、検討を進めて快適なオフィス空間とワークスペースを手に入れましょう。

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小規模オフィスはレイアウトが重要!

小規模オフィスは3人用で5坪〜6坪、5人用で11坪〜12坪、10人用で25坪〜26坪が目安となる。人数に対して広すぎても動線が悪いが、狭いと圧迫感を生んでストレスにもなる。人数に応じて最適な規模を選択しよう。居心地の良いオフィスはコミュニケーションを活性化し、仕事のクオリティ向上に繋がる

小規模オフィスのレイアウトについて解説しました。小規模オフィスはさまざまなレイアウトにカスタマイズできるので、社員の意見を反映しながら働きやすい環境を整えましょう。「導入コストを抑えたい」といった場合には、レンタルオフィスもおすすめです。

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