WORK STYLINGディレクターの川路武が、働きかた達人からヒミツのTipsを伺うシリーズ企画の第5弾。今回は日建設計、NIKKEN ACTIVITY DESIGN labのチーフ/室長の塩浦政也さんにFacetimeでお話を伺いました。
【ガジェット篇:すき間時間のしごとを支える、手づくり画板】
―WORK STYLINGでは、いつも刺激的なご提案や素晴らしい空間づくりありがとうございます。今日はお忙しいところ強引な出演交渉に応じていただいて、すみません!さっそくですが、最近気に入っている、あるいは気になっているガジェットってなにかありますか?
ガジェットっていうわけではないんですが…たとえば子どもをプールに連れていって待っている間とか、ちょっとした時間に車の中で仕事をすることが結構多いので、そのときに、運転席が作業机になるように創った自作の画板を使うんです。セットすると絶妙なポジションになるように工夫した、簡単な段ボールのようなものなんですが。
あ、これ、そう言えば元ネタはとあるワークショップで川路さんが出されたアイデアなんですよね。
カフェで仕事すれば良いっていう話もあるんですが、お店を探して車停めて、なんてやってるとすぐに15分経っちゃうんですよね。それより車の中でパッと作業が出来る環境を創った方がはるかに便利だと思っています。
【ToDo管理篇:1つのアプリにどんどん入れていく】
―塩浦さんは日本でも有数の忙しい方だと思うんですが、タスク管理ってどうされていますか。
色々やってみたんですが、結局「次にすること(Task Book)」というアプリに落ち着きました。昔からある超定番アプリなんですが、これにToDoというのを1つだけ置いておいて、そこにとにかく全部入れています。
―仕事の優先順位とかはどう管理しているんですか?
明日やるって入れてその日に出来ないとマインド落ちるんですよね。ですので、急ぐ作業についてその旨書いておいて、そこからやっていくようにしています。私のチームではこのアプリを私が使っていることは有名なので、スタッフが「アプリに入力してくださいね」まで言ってくれるんですよ(笑)。少し先の作業も入れておくと何度も見るので記憶に残り、忘れないですね。以前はタスクの種類ごとにタグ付けして分けたりしてみたんですが、結局うまくいかないですね。シンプルに全部入れていくのが良いみたいです。
―分かります!僕はすべてグーグルカレンダーに一元化して入力しているんですが、爪を切る予定まで入れてありますよ(笑)
【時間の使いかた篇:秘書という「裏技」】
―プライベートも含めた時間管理で工夫されていることは?
これは「裏技」かもしれませんが、土日も含めた自分の予定の調整だけをしてくれる秘書的なスタッフが2名、いるんです。もちろんそのためだけにいるわけではなく、ほかの業務もしてくれていますし、2人工ではなく2人でワークシェアしているかたちです。彼女たちが私の業務や人間関係などを理解してくれているので、優先順位などもある程度判断してくれるんです。
―それは究極ですねー!今日はとても面白いお話でした。ありがとうございました!
[※] 土日祝日営業拠点