目黒は、渋谷や五反田、大崎に囲まれた立地と複数の鉄道路線が通る利便性から、ビジネス街としても賑わいを見せるエリアです。駅の東側や南側には再開発により誕生したオフィスビル、西側には古くからの飲食店などが数多くあります。
「目黒駅」にはJR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線が通っています。都心のビジネス街へのアクセスの良さに加えて、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線は相互乗り入れを行っており、埼玉県内から神奈川県内まで一路線で移動することができる利便性を誇ります。
東京都庭園美術館
目黒駅から徒歩7分、首都高2号線沿いにある美術館です。もともとは朝香宮家の邸宅でしたが、戦後は首相公邸、迎賓館を経て、1983年に東京都庭園美術館としてオープンしました。朝香宮が愛したアール・デコ様式の美術品や資料が多数収蔵されており、コレクションの一部は展覧会で公開されています。建物自体にもアール・デコ様式が取り入れられており、美術館として使用するために多少の手が加えられているものの、当時の姿をできる限り留めています。1993年に本館が東京都指定有形文化財に、2015年には本館・茶室・正門等が国の重要文化財に指定されています。
ホテル雅叙園東京
目黒駅西口より徒歩3分、目黒川沿いにたたずむミュージアムホテルです。1928年に開業した純日本式料亭「芝浦雅叙園」がルーツで、お客さまに目で楽しんでいただきたいと考え、収集・展示した2,500点以上の日本画や美術工芸品が今も館内を彩ります。客室は茶室をモチーフにしており、すべての部屋が80平方メートル以上のスイートルームです。宿泊客は館内を巡るアートツアーに参加でき、豪華な美術品の数々をスタッフの解説付きで堪能することができます。料亭時代のおもてなしの心を受け継ぐ日本料理店やイタリアンレストランなどが併設されており、大切な人をもてなす場としても最適です。
大鳥神社
目黒通りと山手通りの交差点に位置する神社です。創建は9世紀初頭。目黒区内最古の神社として、商売繁盛の御利益があると有名です。縁起では、古代の時代の英雄・ヤマトタケルやまとたけるのみことが関東を平定するべくこの地を立ち寄った際、平定の達成と部下の目の病の治癒を大鳥神社に祈願したと伝わります。地元の人たちからは「目黒のお酉様」として信仰を集めており、毎年11月には商売繁盛を願う「酉の市」が開催されます。この時期になると境内には豪華な飾りが施された熊手が多数販売され、ビジネスの成功を祈願するワーカーや地元の人たちで賑わいます。