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ハイパフォーマーインタビューVol.4

ハイパフォーマーインタビューVol.4

株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 グロース・デザイン 担当部長
笹原 優子 氏

今回お話を伺うのは「NTTドコモ」にて新規事業創出を支援する「39works」というプロジェクトを手掛ける笹原さん。ハイパフォーマンスを生み出す秘訣や仕事のやり方、またご本人の人生観などについてお話していただきました。

「ハイパフォーマ14カ条」※1の中で、特に大切にしている項目を教えて下さい。

其の2「自分の羅針盤を持つ」と其の4「感覚を研ぎ澄まして、世の中を見渡す」
私の仕事は新規事業創出ですので、サービスを考えたり、新規事業を立ち上げたい人のための場をつくったりと、何が正解か明確な答えがない場所なんです。自分で目標を決めるとか、正解のないものに正解を決めていかなければならない。だからこそ自分で旗印を立てる、立て直すということは気をつけてきました。会社のプロジェクトであれば会社が求めるものを考える。リブランディングをするというミッションがあれば、まず、なぜリブランディングをするのかを考える。組織的に何を求められているのかというのは、いつも念頭に置いていますね。「羅針盤=自分の心に従う」ということだと解釈していますが、感覚的に「こっちがいい」と思っても、論理的に説明するのが難しいことが多いですね。だからその感覚を突き詰めて考え、論理的に説明できるようにしています。

其の9「美しさという感性に従って、選択し、生きる」
私は事業で大事なことは「真・善・美」だと考えています。本物であること、世の中のためになること、そしてやはり美しさだなと。美しさの捉え方は、アート的な美しさもあればデザイン的な美しさもあって、人それぞれだとは思うんですが。今回、インタビューということで、改めて自己紹介を書き直したんですが、自分のこれまでの経歴って一貫性がないんですよね。自分自身でも説明がつかない。だから、その時々で美しいと感じたものを選択してきた結果、今に至っているということなのかなと解釈しています。

其の10「自分の価値を組織に還元するための最善の行動を取る」
私は給料分を会社に還元しなきゃという意識が強いんですよね。26〜7歳の時に副業をしたことがありました。そこで会社とは別のところでお金をもらうって難しいことだなということに気付き、給料ってありがたいなと感じるようになったんです。この経験がきっかけで、会社に「プロ」として給料以上の価値を還元しなければという意識はものすごく強くなりましたね。

ハイパフォーマーインタビューVol.4

コロナ禍による仕事や価値観の変化などがあれば教えて下さい。

全面的にテレワークになり、数ヶ月前から会社に行ってないなどはありますが、私自身は、仕事が新規事業創出系ということもあり、特にコロナ禍の影響を受けて大きく変わったということはないですね。ただ、コロナ禍の期間に新入社員や新メンバーが入ってきたので、リアルでコミュニケーションを取れない中、組織として彼らの気持ちをどこまで汲み取ってあげられるんだろうというのは考えますね。コミュニケーションのツールはビジネスチャットがメインとなっていますので、そこでのコミュニケーションを工夫しています。ビジネスチャットだと必要な会話だけになってしまいがちなので「最近、何してる?」などの雑談を入れてみたり、気になったニュースや新規事業のネタになりそうなものをチャットに勝手に貼り付けたりしています。あとコロナ禍での変化といえば、これまで通勤時間にインプットしていたのが、通勤がなくなったので、日常の中で意識的にインプットをするようになりましたね。

未来への理想や仕事のあり方などについて、笹原さんの理想はありますか?

仕事のやり方は、自分の正しいと思っていることができるのが一番の理想だなと思います。会社としてやるべきことか、個人としてやるべきことか、咀嚼してやることができたら理想だなと。みんなどこかでそれに蓋をしたり曲げちゃったりしているところがあるのかなと感じています。私は、今思えばラッキーなんですが、歴代の上司が「これをこうしなさい」というタイプがいなかったんです。「どうしたい?」「考えろ」と言う人が多かった。当時の私は「早く帰りたいから早く結論言ってくれ」と思ってましたけどね。今とは真逆です。私が意見を出すことを喜びつつも、全力でそれを倒しにくる上司などもいて、もちろん上からの圧ではなくフラットに。おかげさまで「勉強しろ」「ちゃんと考えろ」と言われるよりも、自分で勉強して考えるようになったかなと思います。私はもともと「自分がこういう風になりたい」と理想やビジョンを持って、それに向けてキャリアを積んでいくタイプではないんです。目の前に面白そうな仕事やチャンスが来たら、とにかくまず掴む。とりあえず掴んでから、そこで通用するように死ぬほど努力するというパターンがほとんどですね。先ほどの「一貫性がない」という話もこれが要因なのですが、私はこのスタイルが合っているので、一貫性がなくて良いと思っています。私はとにかく目の前に来たものを掴んでから努力するのですが、世の中を見てみると、みんな掴む前の努力が長すぎてチャンスを逃していることも多いような気がします。

ハイパフォーマーインタビューVol.4

【プロフィール】
笹原 優子

株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 グロース・デザイン 担当部長
1995年NTTドコモ入社。iモードサービスおよび対応端末の企画、仕様策定にサービス立ち上げ時より携わる。その後携帯電話のラインナップおよびUI/ デザイン戦略を担当。現在は新事業創出を目的とした「39works」プログラムを運営。社内起業家の支援を行う。株式会社ローンディールのメンターとして社外の人材育成にも携わる。一般財団法人リープ共創基金、NPO法人 ETIC.にプロボノとして参画。2013年 MIT Sloan FellowsにてMBA取得。

※1:「働く場」ではなく「新しい働きかた」を提案するワークスタイリングとして、コロナでさらに変革を求められるビジネスパーソンの「ハイパフォーマンスを実現する働きかた」をサポートする意図で、昨年ワクスタ会員2300人へのアンケートと12名の社会的にハイパフォーマー※2と言われる方への独自インタビューから作成したハイパフォーマー指針。

※2:ハイパフォーマーとは、「決められた時間内で数字的な効率を追う」ということだけでなく、環境変化にも軽やかに適応しながら自分のリズムを整え、社会的・組織的に価値の高いアウトプットを生み出し続けることができることと広く定義。

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